令和2年1月28日(火)理容会館において早苗会オープンセミナーとして、当会員の冨澤会員の奥様でもある冨澤知賀子講師をお迎えし、「ヘッドスパ&マッサージ」をテーマに講習会を行いました。

始めにヘッドスパが気持ちいいのはなぜか?という切り口からヘッドスパが体にどのような影響を与えるかを伝えていただきました。
ストレスや睡眠不足等の影響で肩こり等、体に不調を来す場合もあり、頭皮には脳の状態が出やすくストレスが溜まっている人は頭皮が固くなったり、うつっぽい人は逆にブヨブヨと柔らくなったりする。
そのような状態を見極めながらマッサージをする事で改善が見込めるとの事でした。

しかし全てのお客様に施術が可能かというとそうでもなく、発熱・手術直後・重度の頭痛・偏頭痛・飲酒後・空腹時などの時は注意が必要との事でした。
特に偏頭痛は拡張した血管が三叉神経の太い神経に触れて生じる痛みの為、マッサージによって血流が良くなることによって逆に悪化させてしまう場合があるので、しっかりとお客様にカウンセリングをする事でトラブルを回避できるとの事でした。

続いて施術の際の注意点を実技を交えて講習をしていただきました。

頭頂部は筋肉が薄い膜なので強く押したりもんだりしなくてもよく、ゆっくりと頭皮を引き上げるように施術すると良いそうです。
また、頚椎を極力動かさないように気を付けることが大事で指の第一関節を曲げ伸ばしする程度でも十分効果があるとの事でした。

最後に、ご自身の経験から新しいものを取り入れるよりも、まずは理容の強みを見直すことでリピート率の高いサービスになることもあるので検討してみるのもいいと感じました。

今回はオープンセミナーということもあり、会員外からも多くの受講者がいらっしゃり、とても充実した講習でした。
posted by 神奈川早苗会情報広報部 at 10:01|
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